ニコンからフルサイズイメージセンサー搭載のデジタル一眼レフカメラ Nikon
Df が発表されました。  発売開始は2013年11月28日だそうです。
価格はニコンダイレクトショップではボディだけで 278000円。 (13900円分のクーポン、3年保証8GB SDカードなどを含む) 価格COMでは250200 の価格提示が出ています。
http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/df/

NikonDf

NikonF2この写真を見て往年のフィルムカメラを思い出された方も多いのではないでしょうか?  Df と名づけられていますが、外観と操作性を限りなくフィルムカメラニコンF2 (左写真)にそっくりに仕上げたのではないかと思わせるほどです。


スペック的にはニコンのフラッグシップモデル D4 と同じ撮像素子と画像処理エンジンを搭載しています。(FX Format:35mmイメージセンサー、1625万画素)
重量はニコンのFX Format デジタルカメラとしては最軽量となる765g 。 最新のFX 機D610 の850gや、D800の1000g、 D4の 1340g に比べて軽量化が図られています。 (但し最新のSony のフルサイズ機 α7 Rの407gには及びません)

目新しい技術は盛り込まれておらず、このカメラがニコじい(ニコン好きの爺さん)やフィルムカメラ愛好家に向けて開発されたのではないかと思わせるところです。 外観もニコンのデジタルカメラに使われている三画の赤マークがありません。 非Ai 交換レンズに対応したこともフィルムカメラからの移行を狙っています。

DfTopまたシャッタースピード、露出補正と感度などの操作をカメラ上面のダイヤルで行うようになっているのが特徴です。  左の写真ををみるとフィルムカメラと見間違えます。
ストロボは内蔵されていません。
ただ結構奥行きがありますね。


ニコンによりますとDf のネーミングは、精密機械の感触とD4 の高画質高感度の融合 (Fusion) を意味するそうです。 その意味でf が小文字なのでしょうが、私には Film Camera 時代の名機 F シリーズにあやかろうという意味なのではないかと思えます。

まだ実機に触っていないのですが、がっしりしたいかにも精密機械という雰囲気をかもし出していて所有間をくすぐります。それでいて最高画質、昔のレンズも使えるということで特定のファンにはたまらない製品かもしれません。 これまでのデジタルカメラに飽き足らなかった層に受けるのではないでしょうか?