3年ほど忙しくて出していなかったお雛様を飾りました。娘が生まれた時に初孫のお祝いだとして親が買ってくれたものです。
娘が小さいうちは毎年飾っていたのですが、その娘も結婚しマンション住まいで置く場所がないといいます。 我が家においていても見る人がいなくなって、最近は内裏様だけ飾ることが多くなりました。 というのも全部飾りつけをすると和室八畳を占拠してしまって身動きが取れなくなるからです。
昨年四人目の孫娘が生まれ、今年初節句だというので子供孫が来るまでおいておきました。連休中に娘と中学生になる孫娘、小学四年生の孫が一緒になって飾りつけをしてくれました。
ちょうど我が家の胡蝶蘭が咲き始めたので一緒に飾りました。
子供や孫たちが居るとひな祭りも楽しいですね。 やれ三人官女だ、五人囃子だ、右近の桜、左近の橘、菱餅の由来は等話題が尽きません。
今は皆さんマンション住まいで、子どもの数も減りました。雛飾りをする家庭も少なくなったのではないでしょうか?
私が子供の頃の京都の田舎では寒いので桃の節句は4月でした。丁度その頃山菜やヨモギが成長期に入る頃です。 ひな祭りには本当のお餅をつきました。 菱餅も三色母が作りました。 ヨモギの若芽を積むのは私と姉の役目でした。
摘んできたヨモギをよく洗って蒸し、蒸し上がったもち米に混ぜながら餅つきをしました。ヨモギの入った持ちは粘り気がでて独特の風味があり私の好物でした。
本当のヨモギの入ったヨモギ餅、久しく見たことがありません。 もちろん最近食べていませんが、ヨモギ餅のねっとりとしは食感はしっかりの記憶の中に残っています。