今年4月Windows11 非適合PCにWindows11 をインストールした話を書きました。
https://pac747.livedoor.blog/archives/5336452.html

この時にはレジストリを書き換えてインストーラーのシステム適合チェックをバイパスすることで成功したのでした。 ただしこの場合 Windows11 のクリーンインストールはできても、アプリやソフトウエア、データが入ったWindows をそのままにしてWindows 11 の上書きインストールはできませんでした。

クリーンインストールすると、不要だったり使っていないアプリが排除されるためにPCの作動が非常に軽快になることがメリットですが、それまで使ってきたアプリが使えなくなりますし、メールはじめデータのバックアップも面倒です。特に インストール型のOffice やOEM 形式のアプリ、一台にしかインストールできないアプリは、一度Uninstall してアプリ情報を書き戻し、改めてインストールし直す必要があります。

あれから半年を経過し、我が家でただ一台残っていたWindows10 PC であるVAIO NOTE について、そろそろWindows 11 にする時期だと思い始め色々情報を集めました。 するとシステム要件をバイパスしてWindows 10をWindows11 に上書きインストールする方法があることを知りました。

方法は次のステップを踏みます。
  1. MSのサイトから Windows11 の ISO File をダウンロードする
  2. ダウンロードした ISO File の中で Setup 時にシステム要件をチェックする際参照する appraiserre.dll の中身をすべて削除して上書き保存する (メモ帳で編集できる)
    単に appraiserre.dll の削除だけではだめなようです
  3. setup.exe を実施する。この時オプションでセットアップで更新プログラムをダウンロードしないを選ぶ(さもないと元のappraiserre.dll が上書きされてシステム要件チェックで引っかかる)
  4. インストールで「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」を選ぶ
この方法は SetUp もWindows10 から起動でき、個人用ファイルとアプリを引き継ぐことができるので非常に便利で簡単です。他にRUFUS を使ってUSB Memory やDVD からBoot してインストールする方法もあります。詳しくは下のリンクを参照にしてください。
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2210/03/news014.html

YouTube でもパソコン博士がVideo を公開してくれています。
https://www.youtube.com/watch?v=TXPPWQEIKzU

ただしこの方法がいつまでも使えるのか、Windows Update が今後も正しくできるのかはわかりません。 2022年11月27日現在 Windows11 の最新バージョンは 22H2 で、ダウンロードしたWindows11 ISO File も22H2 のもので問題なく作動しています。