還暦からの出発

日々の出来事と経済の動きを語る。花とカメラ、PCについての情報も。

2022年11月

階段各部の名称

共用部の建築検査をする時、階段に不具合がある場合があります。こうした場合でもちゃんとした名称で記述しないと不具合を伝えることができません。

階段各部の名称

階段は様々な部品が組み合わさってできているのですが、あまり聞き慣れない用語が使用されているのがわかります。

踏み面 : 言うまでもなく階段を登るときに足で踏む板状の面の事を言います。滑ると危険なので踏み面の端部には切込みを入れたり、ノンスリップ剤を貼り付けることがよくあります。

蹴上げ : 階段の踏み面と次の踏み面の高さの差をいいます。 階段の一段ごとの高さのことです。蹴上が大きいと急な階段となり登るのに疲れます。 逆に小さいと勾配が緩やかになり登るのは楽ですが、階段を設置するために広い空間が必要になります。建築上階段の占める空間と言うのは馬鹿にできないですからね。 よく三階建の狭小住宅などで、とんでもなく急な階段が設置されている物件を見ることがありますが、若者にはまだしも年寄りには危険で生活できません。

蹴込み : 踏み面と踏み面の間にある板などで、蹴上を埋めている部材のことです。垂直に立った板のこともあれば、登る時つま先が入るよう斜めに設置されたものもあります。 また蹴込のないストリップ階段というものもあります。

ささら : 階段を支える両脇にある斜めのギザギザの部材のことで、ささら桁とも呼ばれます。通常長い部材となることが多く、強度が必要です。
中にはササラ桁ではなく側桁の階段もあります。

sasara

ギザギザの部材ではなく両側から挟み込む形の板を設置している形です。

段裏  : 階段の裏側を下から見た部分です

非適合機にWindows11 をインストールする

今年4月Windows11 非適合PCにWindows11 をインストールした話を書きました。
https://pac747.livedoor.blog/archives/5336452.html

この時にはレジストリを書き換えてインストーラーのシステム適合チェックをバイパスすることで成功したのでした。 ただしこの場合 Windows11 のクリーンインストールはできても、アプリやソフトウエア、データが入ったWindows をそのままにしてWindows 11 の上書きインストールはできませんでした。

クリーンインストールすると、不要だったり使っていないアプリが排除されるためにPCの作動が非常に軽快になることがメリットですが、それまで使ってきたアプリが使えなくなりますし、メールはじめデータのバックアップも面倒です。特に インストール型のOffice やOEM 形式のアプリ、一台にしかインストールできないアプリは、一度Uninstall してアプリ情報を書き戻し、改めてインストールし直す必要があります。

あれから半年を経過し、我が家でただ一台残っていたWindows10 PC であるVAIO NOTE について、そろそろWindows 11 にする時期だと思い始め色々情報を集めました。 するとシステム要件をバイパスしてWindows 10をWindows11 に上書きインストールする方法があることを知りました。

方法は次のステップを踏みます。
  1. MSのサイトから Windows11 の ISO File をダウンロードする
  2. ダウンロードした ISO File の中で Setup 時にシステム要件をチェックする際参照する appraiserre.dll の中身をすべて削除して上書き保存する (メモ帳で編集できる)
    単に appraiserre.dll の削除だけではだめなようです
  3. setup.exe を実施する。この時オプションでセットアップで更新プログラムをダウンロードしないを選ぶ(さもないと元のappraiserre.dll が上書きされてシステム要件チェックで引っかかる)
  4. インストールで「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」を選ぶ
この方法は SetUp もWindows10 から起動でき、個人用ファイルとアプリを引き継ぐことができるので非常に便利で簡単です。他にRUFUS を使ってUSB Memory やDVD からBoot してインストールする方法もあります。詳しくは下のリンクを参照にしてください。
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2210/03/news014.html

YouTube でもパソコン博士がVideo を公開してくれています。
https://www.youtube.com/watch?v=TXPPWQEIKzU

ただしこの方法がいつまでも使えるのか、Windows Update が今後も正しくできるのかはわかりません。 2022年11月27日現在 Windows11 の最新バージョンは 22H2 で、ダウンロードしたWindows11 ISO File も22H2 のもので問題なく作動しています。

マラドーナ効果とは

FIFA サッカーワールドカップ初戦で日本が競合ドイツを破ったというので、昨日来大変な騒ぎです。そんな中ロイターの為替フォーラムに、ソニーフィナンシャルグループの調査部長小川眞樹さんがコラムを書いています。題して「マラドーナ効果とドル円相場 警戒すべきポイント」
https://jp.reuters.com/article/column-maki-ogawa-idJPKBN2SC06V

ディエゴ・マラドーナといえばアルゼンチン出身の天才サッカー選手、史上最年少でプロデビュー、ペレ、ベッケンバウアー、ジーコなどと共に20世紀サッカー史に残る名選手です。 中でも1986年FIFAワールドカップ準々決勝の対イングランド戦で見せた、「神の手」ゴールと「5人抜きドリブル」は後世に残る名プレーとして語り継がれています。
https://www.youtube.com/watch?v=7hzCyPUnk6o

この時イングランドの選手は、スター選手であるマラドーナの動きを事前に予想して対応していましたが、マラドーナはその動きを逆手にとって60ヤードをまっすぐに走り、見事シュートを決めたのでした。

イギリス中央銀行のキング総裁がこの事例を引き合いに出して、「金融政策も同様に機能する。市場金利は中央銀行が何をするかという期待に反応する」と述べました。 以来市場参加者が中央銀行の動きを事前に予想して、市場金利が選考して動き、中央銀行が実際に行動を取る前に経済に影響を与える現象を「マラドーナ効果」と呼ばれるようになりました。

最近の米国のインフレと国債金利、為替相場の動きを見ていると、たしかにマラドーナ効果が現れている様に思えます。物価上昇の勢いが少し弱まったと言うだけで、市場はFRBが0.75の利上げ幅を縮小するのではないかと見て、FRBの判断はまだまだ先の話にもかかわらず、選考して長期金利が低下し、株が上がる現象がよく見られます。 そして実際にFRBが動いたときには市場は予想と逆の動きをすることすらあります。

FRBもこのことを意識しているのか、市場があまりにもインフレ見通しに楽観に傾いていると見るや、一部の理事から「いやいやまだまだ単独の指標でインフレが収束に向かうと判断はとてもできない」などという意見が出されたりします。

しかし私は米国金利の先行きばかりをみて債券、株が値上がりするのはちょっと先走り過ぎなのじゃないかと感じます。 向こう半年の景気動向、企業業績は悪化見込みが態勢です。 そして実際の金利動向はたしかに利上げ幅は縮小してもまだまだインフレが続いている間はFRBは金利を上げざるを得ない状況にあると思います。

したがってあまりにも先を読みすぎて動くとマラドーナにシュートを決められてしまう、リセッションに陥って大変な混乱になる可能性があるのではないかと心配です。

ドッペルゲンガーとは

昨日Gmail に似たドメインに間違って大学のメールを転送してしまった埼玉大学の話を書きました。こうしたサイトのことをドッペルベンガードメインというらしいのですが、ドッペルゲンガーとはなんぞやと調べてみました。

ドッペルゲンガーとはドイツ語の Doppelgänger に由来します。Doppel は英語で言うところのDouble、つまり二重、コピーという意味です。gänger はドイツ語で「人」や「歩行者」を意味し、もともと gang という歩き方を意味する単語から派生したものだそうです。

ドイツ語では名詞の後につけて「何々する人」という言葉を作ることができます。 映画「Kino」を組み合わせてKino
gänger とすると映画を見に行く人という意味になります。昔習ったドイツ語の gehen(行く)に関係するのでしょうか?

さてその 
Doppelgänger ですが、Wikipedia によると「自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種」で、自己像幻視とも呼ばれているとあります。 幽体離脱という超常現象が語られることがありますが、同じ人物が同時に別の場所に姿を表す現象のことを言うようです。 

アメリカのエイブラハム・リンカーンや帝政ロシアのエカテリーナ二世、日本の芥川龍之介なども自分自身のドッペルゲンガーを見たと言われますが、ドッペルゲンガーを2回見ると、見た人が死ぬという言い伝えもあるそうです。

医学的にはこうした現象を autoscopy といい、日本語では「自己像幻視」と呼んでいます。スイスのピーター・ブルッガー博士などの研究によると、脳の側頭葉と前頭葉の境界領域に脳腫瘍ができた患者がこの減少を訴える例が多いといいます。 もしこの研究が正しいとすると、二回見た人が死ぬという言い伝えはあながち間違いではないといえます。


ドッペルゲンガー・ドメイン

埼玉大学は11月21日、教員によるメール転送ミスが原因で、個人情報2000件あまりが漏洩した可能性があると発表しました。 
http://www.saitama-u.ac.jp/news_archives/2022-1118-1029-16.html

報道によりますと、昨年5月教員業務用のメールを個人で使うメールに転送する設定をした際、本来転送先を **@gmail.com とすべきところ、**gmai.com と間違って登録したため、今年3月にかけの10ヶ月間にわたり間違ったアドレスに転送し続けたというものです。

この間約4890件のメールが転送されたと見られますが、今のところメール内容の悪用等の事実は確認されていないとされています。

本来メールアドレスの1文字でも間違えると宛先不明でもどってくることがほとんどなのですが、@gmai.com は実際に存在するドメインのため、送信エラーとはならずすべて受信してしまいます。このためメール転送ミスに長らく気づかなかったものと思われます。

@gmai.com のように日頃よく打ち間違える可能性のあるドメインは「ドッペルゲンガー・ドメイン」と呼ばれます。WHOISによるとこのドメインはホンジュラスのドメイン名レジストラ BoteroSolution.com S.A. が所有しているものです。 このサイトがなぜgmail に似たドメインを取得保持しているのか不明ですが、何らかのメリットを狙っていることは確かです。

宛先不明で戻ってくるなら間違いに気づきますが、大学のように日常大量のメールがやり取りされるところでは、よほど気をつけていないと同じ轍を踏む可能性があります。 気をつけましょう。
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