還暦からの出発

日々の出来事と経済の動きを語る。花とカメラ、PCについての情報も。

2018年08月

カイダー枠とは

ユニットバスの入り口に木製ともプラスチック製ともつかない光沢を持った明るい色の枠があります。 業界用語では「カイダー枠」と呼んでいます。
色は乳白色のものが多く、艶があり耐水性、結露対策にもなります。

「カイダー枠」の画像検索結果

以前は木製の枠に何度かペンキで塗ったものが多かったように思いますが、現在特にマンションのユニットバスの場合には写真のようなカイダー枠が使われています。

私は最初「カイダー枠」ときいたとき、カイダーて何だろうと不思議に思いました。 ドイツのカイザーが訛ったものなのかとも思いましたが、調べた結果「カイダー」が正しく、れっきとした日本の会社「株式会社カイダー・ベースボード工業」の製品名だとわかりました。 1980年にカイダーから発売されています。
https://www.kaider.co.jp/products/category01/

デコラ、ダイノックなど建築業界には結構商品名がそのまま使われている例が多くカイダーもその一例ですね。

カイダー・ベースボード工業の説明によりますと、「カイダー枠は硬質合成樹脂製で、耐水性に優れ、結露対策にも効果的、木のように加工施工が簡単でペンキ仕上げが不要」とあります。

価格は1mあたり1200円から1650円で、色々な形状とサイズのものが用意されておりています。ただし合成樹脂でできていますから現場で細かい変更は不可能で、マンションのユニットバスのように同じサイズ、形状のものの施工に適しているといえます。

プラスチックですので、傷が付きやすいですが、木にペンキを塗ったものでも同じですね。 アルミサッシ枠を取り付けるためのビスを取り付けることも可能です。

言うまでもなくカイダー枠はこの会社の主力商品ですが、その他にも床見切り、畳寄せ、上がり框、サッシ枠、サッシ見切り、マグネット式点検口、ボックス型カーテンレールなど色々な建築資材を製造販売しているようです。

検察側の罪人

木村拓哉と二宮和也というジャニーズの売れっ子二大俳優を配した「検察側の罪人」を見てきました。 木村拓哉はこれまでにも政治家、検事、弁護士役、いわば正義の人として多数主演していますが、今回は少し違っています。 法による正義より心情的正義を前に出している。

映画を見て一番感じたのが二宮の演技のうまさでした。 二宮も実に様々な人物を演じています。 から色々な映画に出ています。 「硫黄島からの手紙」から「母と暮せば」、最近では影のある「ブラッックペアン」の医師役を好演していますが、検事役は初めてじゃないでしょうか? 木村とちがって二宮はどんな役でもこなせる器用さがあるきがします。

映画の中で若い検事役の二宮が、少年期に殺人を犯した松倉に対して自白に追い込むシーンがあります。 童顔にも見える二宮が機関銃のように昔の事実を次々と投げつけて松倉を追い込み、松倉が気が狂わんばかりになるシーンです。 とても並の役者じゃできない。 思わずのけぞるほどの迫真力です。
まさに正義感による演技の爆発とも言える場面です。

女子高生殺しの犯人松倉役を演じた「酒向芳」も非常に難しい役を見事にこなしているとは思いますが、役者としてのエネルギーは二宮が圧倒しています。
松倉の口を真似て「パンッ」と唇を破裂させて音を出す演技は二宮のアドリブだと聞いて更に驚きました。
https://toyokeizai.net/articles/-/234872

ただ映画としての組み立てについては少し疑問があります。

まずこの映画と「インパール作戦」との結びつきが弱い。 監督は日本兵を過酷な死に追いやった日本の過去、戦争犯罪を断罪したかったようですが、「法の正義」と「エモーショナルな正義」を対比する対象としては適切ではないと思います。 少年法や冤罪事件に触れて問題提起しているのは良いとしてもだ。

また最上検事の学友だった、平岳演じる政治家丹野の自殺とのつながりも十分に描ききれていないと感じます。 丹野は与党の代議士で闇政治献金疑惑がもとで自殺することになるのですが、社会悪と「日本を再び戦争に引き込もうとする勢力?」に立ち向かうすべをなくして自ら命を立つのですが、このあたりインパールと無理無理結びつけている感があり違和感を感じました。

現職のベテラン検事、司法研修所の教官として沖野検事を指導したことがあるほどの人物が、闇世界のブローカー諏訪部(松重豊)とつながり殺人まで犯すというのは、小説の世界とはいえ空恐ろしいことです。 最上検事が法による正義を信じられないというのなら最早検事を続けていく資格はありません。 まあそれじゃあ小説にはならないのですが。

この映画の続編がおそらく計画されているのでしょうね。 そういう終わり方です。 上に書いた話の筋のつながりの希薄さ、戦争犯罪、政治の腐敗なども次作で明らかにされるのかもしれません。

米中貿易戦争の行方

ワシントンで開かれていた米中貿易問題を巡るジムレベルの協議が終了しましたが進展は見られず、米中両国は23日160億ドル分の輸入品について25%の追加関税をかけることとが決まりました。

アメリカ側からは、中国のハイテク分野への巨額の補助金を振り向ける産業振興策「中国製造2025」の取り下げや知的財産権保護の強化を求める要求が出されたとされ、中国がどこまで譲歩するかに注目が集まっていましたが、中国商務省は23日の声明で「米国の追加関税は明らかにWTOの規則に違反している疑いがある」と批判、WTOに今回の関税措置を訴える方針を明らかにしました。

すでに米国は7月6日に、産業用ロボットなど340億ドル分に対して25%の関税を発動しており、今回の措置で合計500億ドルもの輸入品に25%の関税が課せられることになります。

中国はLNGなど計600億ドル相当分の報復リストを公表しており、これに対して米国は更に2千億ドル分、約6千品目にわたる輸入物資に対して追加関税を課すことを示唆しています。

双方譲らずで米中の貿易を巡る紛争は更にエスカレートする気配です。 トランプ大統領は強硬姿勢を崩しておらず、中国も国の威信をかけて米国の要求に屈することはできないものと見られます。

当初米中の貿易摩擦は双方譲り合って対話で落とし所を探るのではないかという味方もありましたが、事態はそう簡単には行かないようです。

米国の首脳やトランプを取り巻く人達は、中国に対してはじめから対話による解決は求めていないのではないかと言う見方が強くなってきています。
日本を抜いて世界第二位の経済大国になった中国。 日本が台頭してきたときに米国は強烈な円高と輸出の自主規制、米国への自動車生産などによって日本を封じ込め、バブルを崩壊させ30年にわたる経済停滞を作り出しました。

米国が今度は日本に代わって米国の覇権を脅かしかねない中国に対して、特にハイテク分野では絶対に譲らない姿勢を明らかにし、本気で中国を叩きのめそうと思っているのではないかと思われるフシがあります。

米国経済は内需が大きな割合を占め貿易が止まっても生きていけますし、企業業績は絶好調です。 これに対して中国は貿易依存度が高く、内需主導の経済行動に移るにはまだまだ時間がかかります。ただでさえバブル化している国内不動産、金融事業は不良債権が多く、米国向け輸出が止まることによって経済が変調をきたすと耐えられないのではないかという見方が強くなっています。

武者リサーチの武者陵司氏は「貿易戦争中間総括、米国隆盛、中国退潮の潮目に」というレポートで、圧倒的優位にある米国経済はますます強くなり、米国が一人勝ち状態を続ける一方で、中国に対してかつて日本に対してやったと同じく人民元の切り下げを強く牽制し、中国からの海外資本の流出、対外債務の増大、一帯一路に基づく対外投資の焦げ付きなどにつながる政策を矢継ぎ早に実施していくものと見ています。 
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201808230345

武者氏だけではなく、多数のアナリストがアメリカは今回中国を徹底的に叩く、打ちのめすのが目的なので、中途半端な対話と合意はしないものと見ています。

ただ武者氏と私の意見が違うのは、武者氏は中国は没落しても日本は繁栄を続けると言うけれども、私は日本の第一番の貿易相手国である中国の経済変調は、これまで以上に日本経済に悪影響を与えるだろうと考えるところです。

特に貿易戦争の行方が見渡せない状態では、日本の産業が得意な設備投資機械、ロボット、ハイテク製品の原料などの面で今後中国の需要が半減するのではないかと思います。 中国が輸出していた分を日本で作って輸出すればいいじゃないかと思いきや、いつとんでもない関税が課せられるかわからない、あるいは関税がゼロになるかもしれないような状態で、誰が設備投資をするでしょうか?

米中貿易戦争で最も影響を受けるのは、これまで中国の需要による春を謳歌してきた日本のハイテク設備投資関連株ではないかと思うわけです。液晶や電池の材料となる化学薬品、半導体製造装置、省力自動化機械関連企業です。

日銀ステルステーパリング開始か?

7月末の日銀政策決定会合後、日銀は金融政策を見えないところで変更しつつあるのではないかという疑いが持たれています。

すでに長期金利に関してはマイナス金利が金融機関に与える悪影響が顕在化していることから、金利に幅を持たせる運用を開始しているのではないかと見られ、今後緩やかに10年物国債金利が0.2%に向かって上昇していることが予測されています。

日銀の言う「強力な金融緩和継続のための枠組みの強化」がどういうものなのか、未だにはっきりはしていませんが、株式に関してはこれまでのETF買い年間6兆円規模の目標は維持するものの、「市場の状況に応じて買い入れ学は上下に変動しうる」という文言が、これまでのある程度株価が下がればほぼ自動的にETF買いで支えるという方針が微妙に変更されているとする見方が増えています。

政策決定会合以前から日本の株式市場に占める日銀の割合が特定の株式について特異なほどの高率に達していることから、日経平均連動のETF 買いから時価総額の大きい企業が多いTOPIX 連動のETF 買いに移行するという予想はほぼあたっており、現実に日経平均株価に与える値嵩株の動きがこの所冴えないものになってきています。

8月に入ってからは米中貿易戦争への危惧からくる中国株式の下落、新興国通過の下落、そしてトルコリラの暴落と海外を中心にリスクオフの動きが盛んとなり、日本の株価も下落しました。 ところが先月末までは大体TOPIXの下落率が0.2%を超える段階では日銀のETF 買いが実施されてきていたのですが、8月以降下落率がこれを超えてもほとんど日銀のETF 買いと見られる動きが無いようなのです。

8月14日、15日には株価の下落率は0.4%を超えたにもかかわらず買いは入っていません。 わずかに日銀が会に動いたのは10日と13日のみ、TOPIXが10日0.56%下落、13日1.72%下落した場面だけでした。

この動きをみてアナリストやストラテジストのあいだで、「8月に入ってから日銀はETFを買わなくなった。 ルールを変えた」という見方をする人が増えています。

ただこの時期は日本の盂蘭盆の時期であり、市場参加者も少なく影響が少ないと見て動かなかったか、日銀関係者も休暇だったということも考えられますから、来週の動きを見る必要がありますが、日銀がなるべく見えない形でETF買いを減らしている、つまり「ステルステーパリング」に動いている可能性は大きいと考えられます。

週末になって米中貿易摩擦を巡って次官級会議が開催されるのではないかとの見方で米国株式は上昇していますが、巨額の関税は23日から課せられる予定で次官級会議では合意に至ることは難しいと見られ、秋になってからのトランプ、習近平の会談までもちこされるとなると、関税の悪影響が目に見えて形で出てくると思われます。 そうした中日銀が動かないとなると、株価の振れも自ずと振幅が大きくならざるを得ないのではないでしょうか?

掃除機を買う

先月まで同居していた息子が転居してしまったので、それまで使っていた二階用の掃除機が無くなってしまい掃除機を買い足すことにしました。 毎朝の家の掃除は基本家人と手分けして二階を私が、一階を家人がやるという家事分担がいつのまにか定着しています。

一階用としてはもう10年選手のMiele Blue Lagoon があります。 排気がきれいでフィルター交換が半年間不要、信頼のドイツ製というの花粉症の家人と息子のために買いました。 現在同じモデルはすでに在庫切れで新しいモデルになっていますが、基本的な性能は同じでドイツ製らしい丈夫で長持ちする電気製品の典型という観があります。 これほどフィルターにこだわった製品は他になく一定の需要が継続的にあるようです。

ただ排気がきれいな分専用の使用フィルター一枚の価格が一枚800円ほどと高いのが難点です。重量も7Kg 近くあり手持ち掃除は殆どできません。 ホースが折れ曲がりやすい。 クリーニングヘッドが大きく、曲がる角度に制限があるため狭い所の掃除ができない。 収納性が考えられていないため、毎回掃除機とホース、ヘッドの取り付け取り外しが面倒など気になる点も増えてきました。 それでもさすがドイツ製、これまで大した故障もせず使えてきた耐久性に関しては合格でしょう。

他に iRobot のルンバ880とブラーバも毎日使っているのですが、これらはまたカテゴリーの違う掃除機なのでこれ以上買い足す気はありません。

これまで使っていたのがキャニスター紙パック式、ヘッドにモーター内蔵の三菱の掃除機で、型番は忘れましたが、軽くて小回りがきくので気に入っていました。 ホースを付けたまま掃除機を立ててコンパクトに収納できる点も気に入っていました。

今流行りの掃除機はサイクロン式なのですが、毎回ゴミを捨てなければならずフィルター掃除も頻繁にする必要があります。 故障も多いようで音も大きい。しかもキャニスター式に比べて重量も大きいものが多いというので検討から外しました。 またスティック式、コードレス掃除機も考えたのですが、吸引力と耐久性に疑問があるので外しました。 コードレスは便利なようで大きな充電器が必要、しかも吸引力と持続力を備えようとするとバッテリーの重量が大きくならざるを得ず、簡単に使えてコンパクトだというコードレス掃除機の利点がかなり損なわれてしまうからです。

結局キャニスター、紙パック式に絞ったのですが、重視したのが全体の重量とヘッドの取り回し、使い勝手です。 ヘッドはやはりモーター式、もしくは自動自走式がよい。 ヘッドの取り外し取り付けが簡単にできるもの、手元で強弱切替ができるものとしました。 大体掃除機の基本的な性能というのはここ30年変わっていないと思います。 あとはなにを重視するかが問題だということです。DysonやiRobot が新しい売り方で業績を伸ばしているようですが、国産の在来掃除機が価格もこなれており性能から言ってもお買い得な気がします。

結果選んだのがこちら
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/cleaner/lp/be-k_201704/
昨年のモデルなので1万3千円を切っています。 なにより重量が2.1Kg と軽い。
仕事率は310Wとさほど大きくありませんが、フローリングと畳しかない我が家では十分です。
Be-K TC-GXG8P の製品画像

また三菱のこのタイプの掃除機の特徴として、ヘッドを手元から抜くと、ブラシがついていて、ブラシを折り曲げるだけで使える点です。 付け替えブラシを探してきて差し込む手間がないのは便利です。

以前使っていた同じ系統の三菱掃除機に比べ改良点は、吸引力はそのままに一回り小さく、軽くなったことです。 ホースも細くなっています。 これまでは強く本体をホースで引っ張ると本体がひっくり返ることがよくありましたが、このモデルではありません。 電源コードも以前のモデルが円形断面だったものが、扁平な細いコードに変更されています。 このせいか巻取りが簡単になり重量も軽くなっています。

収納性も本体にホースの引掛けフックが付いていてホースを付けたまま立てて収納できます。 紙パックの交換も簡単です。 紙パックの価格も100円ショップで売っているほどで、純正紙パックでも一枚100円程度です。

そんなわけで最近は二階だけではなく階段と一階の殆どを私がこの掃除機を手に持って掃除をするのが日課になっています。

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