還暦からの出発

日々の出来事と経済の動きを語る。花とカメラ、PCについての情報も。

2018年03月

Dan Brown “Origin”

ダ・ビンチ・コードで一世を風靡したダン・ブラウンの新作 ”origin”が発売されました。 もう十年以上も前の話になりますが “The Da Vinci Code” がアメリカで発売されて大好評を博していたので、無理をして原本を手に入れ数週間かかって読んだ覚えがあります。

その後  “Angels and Demons” “Deception Point” “Puzzle Palace” 
“Digial Fortress” “Inferno” “Lost Symbol”と続くのですが、中でも面白かったのが「ダ・ビンチ・コード」と 「ロストシンボル」でした。

ダンブラウンを原書で読むとき、最初に苦労するのが宗教用語です。キリスト教のバックグラウンドがない場合、特に僧衣、宗教儀式、や宗教団体などについてはある程度辞書で調べていかないと筋が追えません。
その点 “Deception Point” や “Digital Fortress ” は特別な知識が無くても読めますから入りやすいと言えます。

さて”ORIGIN” なのですが、日本のAmazon でも原書は手に入りますが、ハードカバーで3200円ほどします。 (Kindle 版だと¥1100) ところが中古ながら美品で¥1150円で販売している業者を見つけて購入しました。

DSC_0230ロンドンから発送するので2-3週間かかるということでしたが、 5日ほどで国際郵便で届きました。 何とも素早い対応で感心しました。 ちゃんと航空便で送ったらしいのです。この値段で申し訳ない気分です。

ところが開いてみてびっくりです。

DSC_0231

なんとManchester 図書館から借りだされたものだったのです。
この書店はどういう経緯で手に入れたのでしょうか?

返却しようとセラーをたどってみましたがすでに業者はAmazon から削除されてしまっていました。 Amazon をよく使うのですが、こんな業者に当たったのは初めてです。 マンチェスター図書館に自腹で郵送するのも面倒でどうしたものと思案しているところです。 こうした専門業者がいるのですね。

太陽光発電の2019年問題

太陽光発電の買い取り制度が始まったのが2009年です。 当時住宅用で10kW未満の太陽光発電システムを導入した場合、初年度48円/kW で10年間買い取ることが前提となっていました。 当時の電力料金の単価は 24円/kW程度でしたので、自然エネルギーの導入と普及のためにドイツのFIT 制度を参考に作られたものでした。

当時の太陽光発電システムは高価で、現金で設置した場合、大体10年程度で元が取れることが見込まれていました。 制度自体は太陽光発電パネル等の機材の値下がりによって、毎年のように買取価格の引き下げが行われ、平成30年どについては、住宅用で26円/kWhにまで下がっています。

太陽光発電システムの設置費用は制度発足当時は50万円/kWhほどしました。 それが2018年時点の平均では28万円/kWh程度にまで値下がりしています。 従って電力買取価格が下がっても太陽光発電システムの設置に費用対効果は発足当時とあまり変わっていないと言えるでしょう。

ところが問題は発電開始から10年経過すると、固定買取価格がなくなり市場価格での買取になってしまいます。 つまり2009年に太陽光発電システムを設置した多くの家庭ではこれまで48円/kWh の買取価格が2019年以降11円/kWhになってしまうと見込まれているのです。 (経済産業省は2016年ど以降設置11年以降の想定販売価格を11円と明記しています。)

実際に2019年以降の買取価格が11円になるかどうかはわかりませんが、一般的な電灯料金は24円程度ですから、発電電力を11円で売って24円で買ったのでは損をすることになります。 これが太陽光発電の2019年問題といわれるものです。

そこで業者が進めているのが、太陽光発電に加えて蓄電池を利用する方法です。 現在ほとんどの太陽光発電システムを設置している家庭では、安い深夜電力を利用して夜間にエコキュートでお湯を沸かし、太陽光発電電力を売電するために極力昼間は電力使用を控えるように努力しています。 また「電化上手」などの電力プランを利用しています。

売電価格が11円になってしまうとこの方法が全く意味をなさなくなります。 売電価格より買電価格の方がすべての時間帯で高くなるのですから、むしろ買電単価が高い昼間の時間帯に電力使用量を増やしたほうが良いわけです。そして安く電力を売るよりも家庭用蓄電池を使用して、発電した電力を自家消費したほうが経済的になるのです。

ただ問題は蓄電池の価格です。 蓄電池の価格は高く、装丁寿命も15年程度しかありません。 経産省の資料によると2015年の家庭用蓄電池の価格は22万円/kWh とされていますので、我が家のように6kWhの発電量に相当する電力を蓄えようとすると蓄電池だけで120万円の追加投資が必要になり到底元は取れません。 とんとんになるには蓄電池の設置費用が 9万円/kwhにまで下がる必要があるのです。

EV自動車があって、その蓄電池を利用することが出来ればこの問題は解決するのですが、まだまだEVの家庭用蓄電池としての利用にはシステムが追い付いていないのが現状です。 後は国が家庭用蓄電システムに補助金を出すかどうかがポイントになります。 電力のピークシフトを実現するには蓄電池を利用することが良いことは分かっているのですが、電力業界に政治力が欠如している現在、実現性は極めて低いと言わざるを得ません。

サービスルームとは

マンションの間取り図をみていると「サービスルーム」と表示された部屋があるプランをよく見かけます。間取り図

例えば上の間取り図の右上の部屋のことです。

6階については「洋室1」 4階については「サービスルーム(納戸)」と表示されています。 同じ間取りでもフロアによって洋室になったり納戸になったりするのは何か意味があるのでしょうか。 4階のサービスルームでも別にちゃんと窓はありますし、納戸ではなく普通の洋室として使える気がします。

調べてみると興味深いことがわかりました。 マンションなどでよく見かける 「サービスルーム」とは、建築基準法上「居室」扱いができない部屋のことです。 「居室」とは人が長時間過ごす部屋を意味し、採光換気を行う窓の面積が一定基準を満たしている必要がありますが、基準に満たない場合「洋室」なり「和室」なりの表示はすることができないのです。

採光条件は部屋床面積の1/7以上が必要であり、階段やエレベーターによって窓が影になってしまう場合、その窓は友好面積として算入できないのです。

つまり同じ間取り、窓の大きさであっても窓の外に採光を妨げるものがあれば窓の基準を満たしていないとして「居室」として認められないのです。

この間取り図でいえば、4階部分についてはおそらくエレベーターか階段が廊下側についているため採光が十分確保できず、サービスルームと表示せざるを得なかったものと考えられます。 一方6階の同じ間取りの部屋については上層階への階段がないため窓からの採光が十分確保できているからだと思えます。

サービスルームを「納戸」と表現してしまうと単なる物置にしか使えない印象を与えてしまって販売上よろしくない。 採光通風以外については居室として使用しても問題ありませんよという印象を与えるために、条件を満たしてはいないが生活空間としてはほとんど支障がないことを強調するためにサービスルームという呼び名を考え出したわけです。

マンションでサービスルームと表示されている部屋でも、電源コンセント、TV、電話、LAN端子(MMC マルチメディアコンセント)を装備しているものが殆どです。 エアコン設置も可能です。 (エアコンスリーブやエアコンコンセント、MMCが設置されてない部屋もありますから確認する必要はあります。)

咲いたチューリップ

関東の桜も見ごろを迎えました。
我が家の庭のチューリップもすべて開きました。
また2番目の花径から出た5つの花もすべて開き、更に昨年分球したアマリリスの花も(こちらは普通の4輪)もすべて開きました。

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雑草も虫も活動期を迎え、放っておくとあっという間に雑草が茂り、葉物野菜に青虫がついています。

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消毒? ができたかどうかわかりませんが、冬の間ポリ袋に入れ太陽に晒していたバークチップを、元あったバラの根元に敷きなおしてやりました。

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いつの間にか2月に植えたじゃが芋の芽が出てきました。 よく見るとあちこちに芽が出てきています。

いい季節になりましたが庭でしばらく作業をしていると忽ちくしゃみが連続して出ました。 わたしにとってこれからの時期はそろそろ花粉の季節です。

五輪のアマリリス

 

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一つの球根から1週間遅れて出てきた2番目の花径です。 もう最初の花は咲き終わり4輪とも萎れてしまいました。
2番目の花径も最初の花径と勝るとも劣らぬ勢いがありますが、よく見ると花が5輪あるようです。 これまでの花はすべて4輪でしたので驚きました。
中央に見える二つのつぼみが まだ開ききっていません。

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うまい具合に5輪でもお互いの花からの距離を保って咲くようです。 DSC_0222ラッパズイセンから遅れること10日。 チューリップが開きました。

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桜も間もなく満開になりそうですね。

市場ではトランプ大統領の鉄鋼アルミの関税に加えて、中国に対して懲罰的な知的財産権侵害を訴えたことで、恐れていた貿易戦争に発展する恐れが出てきたとして、株価は全面安。 一気に今年の安値を下回り下値が見えなくなってしまいました。 もう新年度に入って気分一新に期待するしかなくなってしまいました。

しかしトランプ大統領がここまで馬鹿だとは思いませんでした。 ブラッフにしてもやりすぎです。 貿易戦争に勝者は居ません。 第二次世界大戦前の貿易戦争の歴史をトランプ大統領は思い起こすべきです。 交渉を有利に進める手段にしては度が過ぎています。 もうあきれて言葉を失うほどです。 世界が大恐慌に突入する前に彼を辞めさせるべきです。

花を見ても一向に気が晴れません。

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