還暦からの出発

日々の出来事と経済の動きを語る。花とカメラ、PCについての情報も。

2014年03月

家族でiPhone5C 4台で 51万円キャッシュバック?

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総務省の指導で行き過ぎたキャッシュバックは影を潜めたと思っていましたが、折り込み広告では年度末を前に、何と家族4人でiPhone 5Cを契約すると 51万円のキャッシュバックをするという広告が入っていました。

もう一社は学割加入と iPhone 5C 4人契約で最大42万円キャッシュバックを歌っています。 どうもSoftbank 系列のショップが iPhone 5C を安く仕入れている感じで、特に5C 購入の場合でのキャッシュバックが高額になっています。

もちろん高額キャッシュバックには色々な条件がついていて、他社からのMNPによる転入、ホワイトプラン加入、学生割引、パケット定額への加入、2年契約などです。途中解約には高額の違約金を支払う必要があります。

こうした広告の通例として、キャッシュバックの金額や本体代金「実質0」を大きく表示していますが、それに伴う必ず契約しなければならないプランの金額については表示してありません。

また実質端末料金0 というのが実は曲者です。 端末代金はもちろん最新機種の場合5万円から8万円位するのが当たり前とされます。 2年割賦で買うとなると月々1000円から 2000円ほどは支払う必要があります。 しかし端末の価格の卸値はおそらく3社は半額程度ではないでしょうか?  仕入れ値が低ければキャッシュバックを大きく見せることができます。

これらの高額キャッシュバックの原資はどこからから来るのでしょうか?
他のキャリアから移ってきた人が高額のキャッシュバックを受けるということはキャリアと端末を換えずに黙って料金を払って使い続けている人たちがそのお金を払っていることになります。

あとは必ず加入しなければいけないプランの料金の中に、キャッシュバックの原資が入っています。ケータイの通話料は高いです。 何とかプランに入れば家族同士の電話が無料になりますと謳っています。  しかし一月電話を何回掛けて全体で何分掛けているか計算した人はほとんどいないでしょう。  恋人同士や仕事で必要な人以外無料プランを外して1通話いくらの電話にした方が安い人がほとんどではないでしょうか?  メールにしても1通いくらと計算しても定額に満たない数しかメールしていない人が多いのではないでしょうか?

中でも高額なのがスマホのパケット定額です。 月額5千円6千円を払う必要があります。 データ通信は早ければ早いほどよいに越したことはありませんが、スマホで動画を見たり音楽を聴いたりする人はまだしも、メールや文字ニュース、株価表示などキャラクターデータなどたかが知れています。 300kbps 位の速度があれば十分でしょう。 にもかかわらず高速データ通信のための建設費用を負担しなければいけないのでしょうか?

今のキャリアの料金設定は間違っていると思います。 2年ごとに新しい機種に乗り換えることを前提に料金設定がなされ、他社から移ってきた人には甘い汁が吸えるようになっています。 ケータイ端末の技術も成熟してきました。 スマホの技術も目新しいものがなくなってきました。 そうなると2年ごとに買い換える必要がなくなってきます。

こうなれば我々も自衛をせざるを得ません。 2年ごとに買い換えたり、キャリアを飛び回ることをしないのなら、通話専用にガラケーを持ち、データ通信はデータ専用の端末をMVNO SIMで利用する。 これしかありません。 

今日の株式市場でもMVNO業者の日本通信が二日続けてストップ高、 IIJ も値を飛ばしています。 キャリアの高額パケットのからくりに気づいた人たちが雪崩を打ってMVNOに流れ始めていることの証左ではないでしょうか?

「山頭火と歩く名水」

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「山頭火と歩く名水」
今津良一文
大槁 弘 写真
「サライ」編集部編
200年4月小学館 ショトルトラベル

種田山頭火といえば破滅的な酒と放浪を繰り返した歌人ですが、その力強い俳句は明るさの中に私たちを魅了してやまない響きを持っています。

 

 

 

種田山頭火の別の呼び名を「水のみ俳人」とも言うそうです。行乞流転のその日暮らしで水しか飲めないことが多かったからですが、その代わり旅の先々で水をたらふく飲み、水のうまさを効き分ける名人であったというわけです。

この本は種田山頭火の詠んだ俳句の中から「水」に関する句を集めたもので、山頭火の足跡をたどりながら、その地の美しい写真と湧き水、流水を飲みながら彼の俳句を味わおうというものです。

大地より湧き上がる水をよゝと飲む

どこからこの「よゝ」という言葉が出てきたのかわかりませんがこの「よゝと飲む」という表現の中に、おいしそうな湧き水を見つけて思わず駆け寄り、両手ですくって飲もうとしている山頭火の姿と、飲んだ後の満足そうな顔が浮かびます。
山頭火にしか詠めない表現でしょう。

へうへうとして水を味ふ

これも山頭火らしい、山頭火しかできない表現でしょう。 伯耆大山の大山寺のわき道にひっそりと湧き出ている「清浄泉」の水を飲んだときの句といわれます。
大山の伏流水が湧き出ているのでしょう。

風かをる信濃の国の水のよろしさ

山頭火が俳句で師事した荻原井泉水の跡を訪ねて信州佐久を訪れた時の句とされます。初夏とはいえ雪解け水は冷たく汗ばんだ身に心地よい。 「水のうまさかな」では平板ですが、「水のよろしさ」と詠んだところが山頭火らしい。師の故郷に対する尊敬の念までも感じられます。

最近ダンロップタイヤが福山雅治を起用して種田山頭火の俳句を詠むCM をシリーズで流していることに気づきました。 4つの句が使われています。
http://tyre.dunlop.co.jp/brand/ad/

ほととぎすあすはあの山こえていかう

ふりかへらない道を急ぐ

しぐるゝや道は一すぢ

この旅、果てもない旅のつくつくぼうし

中々秀逸なCMです。 思わず遠くへ出かけて行きたい気にさせられます。
これを期に山頭火と俳句の良さを知る人が広がるといいですね。

互助会の是非

近くのセレモニー業者「ライフケア」が葬祭展をするというので参加してきました。 過去に二度ご近所の葬儀に使われたこともあり、交通の便のよいこと、義理の親が90歳を超え、いつ何時何があってもある程度の準備をしておく必要があると考えてのことです。

両親はすでに互助会に入っていて結構な総額のプランを契約しており、基本的には両親の意向を尊重する必要がありますのでそれに従うつもりですが、実際にいざという時どういう段取りで、どういう準備と処理をしなければならないかは、こうした機会でもないとなかなか知る機会がありません。

いきなり直接葬儀社にを頼んだり病院に紹介された所を結果的に選んで後で後悔するより、予め色々なイベントを通じて学習したり心準備をしておくことは、そのときにあわてないためにも必要なことです。
実際に葬儀を執り行ったご近所の喪主に、あそこで葬式をしてどうでした?費用はいくらくらいかかりましたなどとは聞きにくいですからね。

この会社は千葉、茨城、福島県に47ヶ所の葬祭式場を展開しており、私の近くにある式場も駅近くでこの辺では一番新しい式場です。 もう一つ規模の小さなグループが運営する式場もあります。 どうもこのグループ同士は互いに張り合っているようですが、顧客サービス、プランの多様さ、費用の明快さではライフケアの方が勝っているように思えます。

年間にこうした葬祭展のほかに施設見学会、セレモニーセミナーや終活セミナー、エンディングノートセミナーなどを精力的に開催している点も好感が持てます。

今日はそうした説明会の一つで、湯灌の実演をしてくれました。 会場には骨壺や棺、祭壇、献花、返礼品などが価格とともに展示してあり、また料理も実際に試食できるようになっていました。

これまで互助会やそれに類似したシステムを取っているところは、30万円とか50万円とかのコースに応じて積み立てをするようになっています。 しかし生前例えば100万円のコースを予約していても、こうした行事は時代と共に変わっていきます。 最近は家族葬や直葬、はたまた樹木葬とかも出てきています。 あまり早い時点で手回しよく準備しすぎると却って遺族が困ることにもなりかねません。 僧侶にお布施と戒名だけで50万円払う遺族も減ってきていると聞きます。

その意味ではここのプランは5万円のプラント15万円のプランがあり、どのようなプランにも対応可能ですので柔軟な対応が可能です。まあその分オプションでお金をたくさん取られる可能性もあるわけですが。

もし互助会やその他の積み立てプランを契約して後に解約する場合でも、50万のコースだと2割は手数料その他で持っていかれますが、5万円コースだと2割でも1万円の負担で済むので気楽です。 勉強料だと思えばそれほど高い金額とは思えません。

今日は参加記念にエンディングノートをもらってきました。 そろそろ少しずつ書き溜めて、残された者が困らないようにしておくべきでしょうね。

花の季節

春本番、各地から桜開花の便りが届き始めました。
千葉では寒緋桜が盛りを迎えようとしています。 梅もまだ咲いています。
ソメイヨシノは未だ数えられるほどしか咲いていません。しかし今日明日の暖かさで一気に二分咲きくらいに進むのではないかと思えます。

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家人の還暦祝いに頂いたバラです。 60本もありました。  晩秋のバラは結構日持ちがしますが、切花の宿命でそれほど長くは楽しめません。 花が最も美しい時期は実に短く、そのはかなさがまた花を愛でる気持ちを掻き立てるのかもしれません。   桜の花も1ヶ月間も咲いていては古今あれほど歌に読まれることはなかったでしょう。

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こちらは花持ちの長さでは特筆すべき胡蝶蘭です。 3月7日に一輪目が開きました。 3株ある胡蝶蘭の株はいずれも次々と開花し、今日時点で18輪咲いています。 ただ残るつぼみは8輪だけで今年は最大でも30輪は咲かないのではないでしょうか?

昨年は胡蝶蘭が7月に入っても未だ咲き続けていました。  いくら咲いても室内では蜂が来て受粉できるわけでなし、かわいそうな気がします。

ある本には花に手を触れると花が受粉できたものと勘違いして花の命が短くなると書いてありました。  胡蝶蘭も同じでしょうか? しかし胡蝶蘭の実なんて見たこともないし、大体増殖するのに果実や実が必要なのかどうかもわかりません。  長く咲く花を維持できることで、人間に沢山栽培してもらうことによって、自らの子孫を増やそうとしているのかもしれません。

トヨタの自社株買い

今日は実質的に新年度入りして初めての取引。 およそ100円といわれる日経平均株価の配当落ちを埋めることが出来るかが一つの焦点でした。 頼みの New York は 99ドル近い下げ、ドル円相場も102円前半と円高で、今日は余り期待できないと思われました。

しかし安かったのは午前中で、日経平均は9時半に14227円まで下げた後後場からはしっかり、40分間で200円ほど上げ引けに掛けてじり高、高値引けで 146円ほど高い14623円どころで引けました。 罫線的には26週平均線を13週平均線が下向きにクロスしたデッドクロスを構成しており、よくない形ではありますが、とりあえず200日移動平均線を大きく下離れすることは避けられました。

ウクライナとクリミアへのロシア介入のニュースが流れてから日経平均はすでに1000円近く下げていただけに、ここは自立反発という見方もありますが、そろそろ今年度の企業業績の見通しが出始める頃であり、当初予想を上回ることが期待されます。  また予想PER が一昨年のアベノミックス相場開始以前の水準にまで落ち込んでいることも値ごろ感を誘ったという見方もあります。要するに売られすぎというのが正直なところでしょう。

このまま14000円を割らずに踏みこたえて反発すれば上昇第二波に向かう可能性もあります。 

今日はトヨタが終日しっかりでした。 前日最大3600億円にも昇る自社株買いを発表、今日は前日比2% と大幅高で 5731円で引けました。

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トヨタの自社株買いは2008年以来6年ぶり。  買取規模では発行済み株式数の1.89% に相当し、トヨタが今後の業績見通しに自信と余裕を持っていることを示しているものと好感されました。

また今日はパナソニックが創業100周年を迎える2018年に連結売上高を10兆円規模をめざすと発表、今後車載機器と住宅、航空分野に集中して業績を伸ばすという意欲的な発表をして注目されました。

ANA も今日14時過去最大となる総額 1.7兆円にも上る新規航空機の導入を発表しました。 Bpeing から 777-300ER型機を6機、777-9X型機を20機、787-9型機を14機のほか、Airbus社から A320neo型機 7機、A321型機23機という大量発注で、長期的視点から成長に向けての設備投資意欲を示したものです。

キャノンも先日自社株買いを発表しました。 ANAの資金調達は嫌気される可能性はありますが、トヨタキャノンだけではなく自社株買いが広がることによりROEが上昇することが期待されます。  市場では今年度最高益を更新する企業がこれから増えてくると予想されます。 企業業績の好調さの割には今年になって日経平均株価は低迷を続けています。

新年度を迎え、国内機関投資家の決算の目処も立ちました。トヨタの自社株買いのように明るいニュースが今後も広がって、株価のほうもリーマンショック前の水準を更新してもらいたいものです。

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