今年の11月に自動車の任意保険が更新になります。 更新を前に保険取り扱い業者から連絡があり、平均2% 保険料が値上がりするといいます。 私の場合契約する団体保険料も改定になり類似契約で5% 近い値上げになっています。
今年10月以降適用になるのは等級制度が新しくなるためで、特に過去3年以内に事故を起して保険金が支払われた場合、事故あり等級が適用され保険料が大幅に上がることになります。 その分無事故の保険料は値下げになるというのですが、私に関しては見たところ値下げにはなっていないようです。
運転免許を取得してから35年。 私はいわゆる保険にかかわる自動車事故は一度も起こしていません。 これは誇っていいことだと思います。損害保険屋さんにとっては保険料を払うばかりで一度も保険金の請求をしたことがないので、これほどありがたい顧客はいないと思うのですが、現在私の無事故等級はすでに20等級で割引の上限に達していてこれ以上の割引はできないそうです。
http://www.nikkei.com/money/investment/mandi.aspx?g=DGXZZO6016014025092013000000
私の家族は普段の生活にはほとんど自転車で済ましています。車の走行距離もこの3年間で 8000km にしかなりません。 駅までは徒歩8分くらいなので車がなくても良いのですが、老父母と一緒の墓参り、雨の日の送迎、ちょっとした買い物にやはり車がないと不便なことも多いのでもったいないと思いつつ車を維持しています。
私のような家族の場合保険料はもっと安くても良いと思うのですが、20等級に達してしまうともうこれ以上安くなりません。
あとは車両保険をはずすか、家族限定と年齢限定の変更くらいしかありません。 我が家の場合子供たちが結婚して自立し、独身は一人しかいません。 子供の年齢も全員が26歳以上になったので26歳以上の家族限定が使えます。 ただ最近は独身の子供も自分の車を持ち、保険にも入っていて、帰省した時に私の車を運転することも非常に少なくなりました。 こうした場合は夫婦限定割引というのがあるのですね。
結局家族限定を外して夫婦のみの限定としたことで保険料は2000円ほど安くなりました。
もし子供が帰省し、そのときに私の車を乗りたい時には「ちょいのり保険」というものがあることを知りました。 これは子供に車を貸したり、友達とドライブをしたりするとき、運転者が保険対象に入っていない時に別途日割りで保険金を支払うことにより自動車保険に加入することが出来る制度で、東京海上日動火災の「ちょいのり保険」の場合、車両保険なしで1日500円、車両保険込みで1日1000円の保険料の支払いで加入することができます。
つまり我が家様に子供が一年に何回かしか実家の車を運転する機会がないのなら、家族限定を外して夫婦限定とし、必要に応じて日払いの「ちょいのり保険」に加入したほうが安上がるになるということです。
これからはいざ保険に入っていても、小さな事故の場合保険金を受け取らないほうが良いケースも増えてくるに違いありません。 保険金を請求すると事故あり等級になり3段階3年間保険料が高くなります。 場合によっては3年間の保険料の差が10万円近くになることもあります。 この場合10万円の保険料を受け取っても保険料の値上がりによってパーになってしまうので、小規模の事故なら保険金を受け取らないほうが良い場合もあるということなのです。