2010年5月にこのブログを初めて2年7ヶ月になる。 ほぼ毎日書いてきたので
940本ほどの小文を書いたことになる。 良く続いたものだと思う。
これまで飽かずに読んで下さった読者には感謝申し上げる。
自己紹介に株で年収300万を目指すと書いたが、残念ながら一度も達成していない。 2012年は絶好のチャンスだったのだが11月総選挙のニュースが出たとき、自民党が勝つことは予想できたのだが、株がこれほど上昇するとは読めず、11月のうちに主力を売ってしまっただけではなく、空売りまでしたのでマイナスにへこんでしまった。
2010年、2011年が空売りでトントンまで行ったので今年も同じようなものだろうと甘く見たのがいけなかった。 損は殆どが空売りによるものだ。
2013年はいよいよ日本が20年続いたデフレにお別れを告げる年ではないかと思う。 物価は日用品以外狂乱物価というほどには上がらないと思うが、不動産、株、食料品、燃料などは相当上昇するのではないかと思う。
懸念があるとすれば景気が本当に回復出来るかということだ。 麻生元総理のとき自民党は財政の大盤振る舞いをしたが景気は殆ど回復しなかった。 その後の民主党も財源の裏づけがないままばら撒きだけは自民党以上にばら撒いて急速に財政赤字を膨らませた。
日経電子版でいつも円安を唱えている藤巻健史氏が「アベノミクスで円安株高だが、時すでに遅し」という記事を書いておられる。
http://www.nikkei.com/money/column/moneyblog.aspx?g=DGXNMSFK2300M_23122012000000
要旨は「どうしても日銀に物価目標を強いたいのなら消費者物価ターゲットではなく資産価格ターゲットにするべきだ。これほどに累積赤字がたまった時点での大型財政出動は問答無用の愚策で、ハイパーインフレに直行するだけである。」ということだ。
私もようやく消費税増税で財政再建の端緒についたとは思うが、970兆円にものぼる財政赤字を解消するには時すでに遅しと思う。 残る道は国が国民に対して借金を踏み倒すほかない。つまりハイパーインフレだ。
2013年は日本国債と円が投機筋の売りターゲットになるのではないかと懸念する。 これまでと発想を転換して、銀行預金を解約し、外貨預金、外債、金、不動産、株などに目を向けることが資産保全のための手段だと思う。
まあこれまで外れることのほうが多かった私の予想だから判断はお任せするが、デフレ20年からの脱却に向けて大きなターニングポイントに来ていることだけは確かだと思う。